column コラム
カメラスタンドができるまで_vol.1
江の島を中心に設置を進め徐々に知名度を高めつつあるカメラスタンド。今や観光地のマストアイテムといえるまでになってきました。実はこの製品はカメラ好き社員、広島営業部の山岡直樹の声がきっかけで生まれました。それを実現させたのは広くアイデアを募る社内制度「社内提案制度」です。
このようなカメラを置いて写真を撮るための台、撮影台、カメラ置き台というものは昔から存在するものでした。(ネットで調べてみると出てきますので検索してみてください)しかし、その場所場所で必要に応じて制作されるといった、一品生産のものでしかありませんでした。そこに初めて工業製品として世に出したのがサンポールです。
スマートフォンが普及した今では自撮りといって自分を撮影する光景は一般的になりましたが、風景と一緒に映ることはやはり難しく、誰かに頼んで撮ってもらう場合が多いことや、カメラ好きにとってはあまり他人にいじってもらいたくない人もいること、一品生産であっても求められるケースがあることなどから、工業製品としての市場の可能性が感じられました。
そして、サンポールの現行製品の応用が出来そうなこともあり、多大な開発コストは掛からないのではという思いから、社内提案制度を活用し提案することにしたのです。(左にあるのが山岡が提出した提案資料)
最初の提案はシンプルにポールに台をとりつけたものでカバン掛けや滑り止めなどの工夫を凝らしたものでしたが、その後皆で開発に取り組み、今のようなかたちに辿り着きました。
その後の試作品開発やイベントへの登場などは、今後引き続き紹介させていただきます。